施工前の状態では、全体的に色あせが進行しており、元々のベージュ系カラーが日焼けし、白っぽく見える状態でした。
サイディングの目地周辺には細かなクラック(ひび割れ)が見られ、雨水の侵入が懸念される箇所もありました。
また、軒天(軒裏)や破風板、玄関まわりの柱などにも、黒ずみや経年汚れが溜まっていました。
仕上がりは、写真からもお分かりいただけるように、深みのあるブラウン(15-50D)へとイメージチェンジしました。
艶感のある仕上がりは、落ち着きと高級感を両立させた印象となりました。
特に、外壁の凹凸に沿って自然な光沢が広がり、陰影が際立って美しく見えるのは、超低汚染性・高意匠性を誇るグランセラならではです。また、雨筋や埃が付きにくい塗膜性能により、長期間にわたって美観を維持することが期待できます。目地のシーリング補修も含めて、すみずみまで丁寧に施工しており、防水性・耐久性ともに万全の仕上がりです。
施工前の屋根は金属製の「折板屋根(せっぱんやね)」で、全体的に退色と一部にサビが見られました。
特に南面では太陽光の影響で塗膜が薄くなり、金属特有の光沢感が失われている状態です。
防水性や遮熱性の低下が懸念され、屋内の温度上昇にもつながっているようでした。
また、屋根全体には太陽光パネルが設置されており、施工には細心の注意が求められました。
施工初日は、高圧洗浄によって長年の汚れやチョーキングを徹底的に除去。
写真からもお分かりいただけるように、作業員が屋根のすみずみまで丁寧に洗浄を行っております。
太陽光パネルの下や支柱の隙間なども可能な限り洗い残しがないよう注意を払い、
次の塗装工程で塗料の密着性をしっかりと確保するための大切な工程です。
下塗りでは防サビ効果のあるプライマーを塗布し、塗膜の基盤をしっかり整えたうえで、中塗り・上塗りと丁寧に重ねていきます。
遮熱効果を最大限に引き出すため、塗りムラのない仕上がりを心がけました。
施工後の写真をご覧ください。
色はライトグレーを採用し、金属屋根本来のシャープな印象を損なわず、さらに柔らかさと落ち着きのある見た目へと生まれ変わりました。
艶のある仕上がりが周囲の住宅とも調和し、全体の配色バランスも非常に良好です。
また、太陽光パネルの黒とのコントラストも美しく、引き締まった印象を与えています。
グランセラベスト遮熱は、太陽光の赤外線を反射する効果があり、屋根材が受ける熱の蓄積を大幅に軽減することができます。これにより、夏場の室内温度の上昇を抑える効果が期待できます。
今回の住宅は積水ハイムの鉄骨系ユニット工法の住宅であり、構造上の動きに配慮した塗装が求められます。
特に、目地部分のシーリング処理や通気性を意識した下塗り設計など、ハウスメーカー住宅の特徴を熟知した対応が必須です。
外壁・屋根ともに高耐久・高意匠のグランセラシリーズを採用したことで、美観性・機能性ともに非常に高い仕上がりとなりました。
ひなたペイントでは、積水ハイム・ダイワハウス・ミサワホームなど大手ハウスメーカーの住宅にも多数の施工実績があり、安心してお任せいただけます。ハウスメーカー住宅の塗装をご検討中の方も、ぜひご相談ください。
現地調査・お見積りはもちろん無料で承っております。