今回の外壁塗装工事で最もこだわったのが、1階部分の外壁仕上げです。使用したのは、天然石のような深みのある風合いを表現できる「ネオフレッシュティアラVM」です。
通常の塗装工程(下塗り・中塗り・上塗り)に加え、本現場では合計4回塗りの丁寧なステップを踏んでいます。下地調整とロールによる標準的な上塗りを丁寧に行った後、上塗り2回目の工程で専用ガンによる吹付け施工を行いました。
【高圧洗浄】
【下塗り】
【中塗り】
【上塗り1回目】
【上塗り2回目吹付け】
【吹付け完了施工後】

【施工後の外壁】
吹付け施工により、塗膜の中に練り込まれた細かなチップや意匠材が均一に分散し、近くで見ても遠くで見ても本物の石造りを思わせる立体的な「多彩模様」が完成します。
単色塗装では決して出せない意匠性と、優れた耐候性を兼ね備えた極上の仕上がりとなりました。
今回は、目地ガスケットにブロンズ色のノンブリードオフプライマー処理を行っています。
積水ハウスのサイディング外壁には、板と板の間(目地)に乾式部材である「ゴムパッキン(目地ガスケット)」が使用されています。
このガスケットの上から直接塗装を行うと、ゴムに含まれる「可塑剤(かそざい)」という油分が塗膜の表面へじみ出し、塗装後に目地部分だけがベタついたり、ホコリや排気ガスを引き寄せて真っ黒に汚れてしまったりする「ブリード現象」を引き起こします。
これを防ぐため、このプライマーが強固なバリア層を形成することで可塑剤の移行を完全にブロックし、塗装後も長期にわたり目地まわりの黒ずみや変色を防ぎます。
建物の構造特性を正しく理解している専門店だからこそ惜しまない、長持ちさせるための隠れた重要工程です。