奈良県香芝市にお住まいのN様邸にて、外壁塗装工事・屋根塗装工事を行いました。
今回の施工では、築年数による色褪せや劣化をカバーしつつ、全体の印象を大きく変える「イメージチェンジ」をいたしました。
今回のリニューアルでブラックを基調とした重厚感ある外観へと大変身!サイディングのレンガ調部分とのバランスも調整し、より洗練された印象に仕上がりました。
施工前のお写真を見てみると、全体的に色あせが進行しており、外壁はややくすんだ色でした。特にモルタル下地のスタッコ部分には、経年によるチョーキング(粉拭き)や微細なひび割れが確認でき、塗膜の保護機能が低下している状態でした。
また、屋根のカラーベスト部分も、紫外線や風雨による劣化が進み、艶を失い白っぽく色が抜けてしまっている様子がうかがえました。
バルコニー上部のテラス屋根や雨樋部分にもくすみが見られ、全体的にやや印象がぼやけていたのが正直なところです。
今回は高耐久・高意匠性の「グランセラトップ」を使用しました。下地の吸い込みが大きく、かつ凹凸が多いスタッコ仕上げには、フィラー2回塗りで下地調整をしっかり行い、その上から中塗り・上塗りの計4回塗りで仕上げています。
選ばれた色は、日本塗料工業会のN-20。
黒に近いダークグレーで、艶ありを選択されたことで、光の当たり具合によって上品な輝きと深みを感じさせてくれます。
また、玄関ポーチやバルコニーのレンガ調サイディング部分とのコントラストが非常に美しく、互いを引き立て合うデザインになっています。
施工後の外観は、まるで新築のような美しさ。
ベースカラーを大胆にブラック系へと変更することで、建物全体がキュッと引き締まりました。
そこに玄関上の破風部分や白く塗られたアクセント部分が映え、洗練された欧風モダンな印象を醸し出しています。
また、窓枠や雨戸などの付帯部も丁寧に塗装されており、色のトーンも統一されているため、細部までバランスの取れた仕上がりとなっています。
屋根には、同じく高耐候性の「グランセラベスト」を採用。
耐久性・防水性ともに優れ、特に夏場の強い日差しや雨風にさらされる屋根に対して、長期的に保護してくれる信頼性の高い塗料です。
また、屋根の縁切り処理として「タスペーサー」を使用し、通気性と排水性を確保。これにより、雨漏りリスクを大幅に軽減する工夫も施しました。
ブラックで仕上げた屋根は、外壁のダークトーンとも調和し、全体の統一感をより高めています。
艶やかでシャープな印象を与え、遠くから見ても際立つ美しい屋根に生まれ変わりました。
N様邸の施工は、ただ「色を塗り替える」だけでなく、「お家の印象そのものを変える」リノベーションとも言えるものとなりました。ひなたペイントでは、奈良県内の気候や住宅の特徴を踏まえた最適な塗装プランをご提案しています。単なるメンテナンスではなく、「住まいに新しい価値を与える塗装」をモットーに、これからも地域のお客様に寄り添った施工を続けてまいります。