今回は、奈良県生駒郡でご依頼いただいた屋根塗装工事の施工事例をご紹介します。
築年数の経過とともに色褪せやサビが目立ってきた鋼板屋根に、遮熱効果のある塗料「グランセラベスト2液ファイン遮熱」を使用して、鮮やかなオレンジイエローへと美しく生まれ変わりました。
施工前の写真をご覧いただくと、塗膜が剥がれ、劣化し、色ムラやサビが見られる状態でした。特に鋼板屋根は、塗膜が剥がれると直接雨水や紫外線にさらされるため、腐食が進行しやすくなります。
施工後の写真をご覧いただくと、施工前のくすんだ印象から一転、鮮やかで元気な印象のオレンジイエローに仕上がっています。
色選びにおいては、景観との調和と同時に、お住まいの印象を明るく見せることができました!明るい色は日光を反射しやすく、遮熱効果との相乗効果も期待できます。遠くから見てもとてもきれいな色が際立っておりました。
今回の屋根塗装工事では、以下の流れで作業を進めました。
それぞれの工程には、塗装の耐久性を高め、美しい仕上がりを実現するための大切な役割があります。
まずは、屋根表面に付着したホコリ・コケ・カビ・古い塗膜などの汚れを、高圧洗浄機でしっかりと洗い流します。この工程を丁寧に行うことで、塗料の密着性が高まり、塗膜の剥がれや浮きなどの不具合を防ぐことができます。
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金属屋根の表面に細かな傷(目荒らし)をつける作業を行います。
これは、塗料がよりしっかりと定着するための下地づくりの工程です。特に金属面の場合は、ツルツルした表面のままだと塗料が乗りにくいため、この作業がとても重要です。
今回使用した「グランセラベスト2液ファイン遮熱」は、金属屋根に最適な2液型の高耐候性塗料で、優れた密着性と光沢保持性を備えています。
加えて、遮熱性能もあるため、夏場の室内温度の上昇を抑える効果が期待できます。
鋼板屋根は熱を吸収しやすい素材なので、遮熱機能付きの塗料を選ぶことで、屋根表面温度の上昇を軽減し、室内環境の快適さにも寄与します。
1.下地処理が重要
金属部分に発生したサビや古い塗膜をしっかり除去することが、塗料の密着性や耐久性を左右します。今回もケレン作業(表面の清掃・研磨)を丁寧に行いました。
2.下塗りは専用プライマーを使用
鋼板には専用の金属プライマーが必要です。適切な下塗りを施すことで、塗料の剥がれや浮きのリスクを抑えます。
3.温度管理と施工タイミング
金属屋根は温度変化が激しいため、真夏や真冬の極端な気温条件下では塗装品質に影響が出る場合があります。今回は気温・湿度を考慮して、安定した気候の時期に施工を行いました。
屋根は日々、強い紫外線や雨風にさらされているため、定期的なメンテナンスが欠かせません。特に鋼板屋根は、劣化が進むと雨漏りや腐食のリスクも高まります。
今回のように、機能性と美観を両立した塗料を選び、丁寧な下地処理を行うことで、長く安心して暮らせる住まいを守ることができます。
一つひとつの工程を丁寧に行うことで、機能性と美しさを兼ね備えた屋根塗装が完成します。見た目の変化はもちろん、塗膜の密着性や耐久性にも大きな違いが生まれるため、プロの技術による施工が重要です。
屋根の色選びや塗料選定に迷った際は、どうぞお気軽に「ひなたペイント」までご相談ください。