



奈良県奈良市にお住まいのお客様より、「屋根の色褪せが気になってきたので、きれいにしながらしっかり保護したい」というご相談をいただき、屋根塗装工事を実施しました。
施工前の屋根は、長年の紫外線や風雨の影響により全体的に色が白く抜け、スレート瓦独特の凹凸部分には汚れや苔の付着も確認できる状態でした。特に、頂点部分や日当たりのよい南面は塗膜の劣化が顕著で、防水性が低下していることが写真からも読み取れます。このまま放置すると、雨水の浸入やひび割れの発生など、屋根材自体の劣化につながる可能性もありました。
ひなたペイントでは、屋根の現状をしっかり調査したうえで、お客様のご要望・耐久性・コストのバランスを考慮し、《ファインシリコンベスト》を使用した屋根塗装工事をご提案いたしました。
今回採用した「ファインシリコンベスト」は、耐候性に優れたシリコン系塗料で、屋根に求められる耐久性と保護性能を高いレベルで実現する商材です。

紫外線に強く、色褪せしにくい
防カビ・防苔性に優れる
耐久年数は10年前後とコスパに優れた塗料
仕上がりの艶が美しく、建物の印象を一新できる
特に奈良市は盆地特有の夏の強い日差しと冬の冷え込みの気温差が大きいため、屋根には厳しい環境です。シリコン塗料はその気候にも適しており、長期間屋根材を守ることができます。
仕上げ色には落ち着きのある「モスグリーン」をご選択いただきました。
スレート屋根との相性が良いだけでなく、周囲の街並みや自然環境にも溶け込みやすい色です。
施工後の写真では、光が当たるとモスグリーン特有の深みのある艶が現れ、美しさと重厚感のバランスが非常に良い仕上がりとなりました。塗膜が均一にのり、まるで新品屋根のような仕上がりになっています。
今回はスレート屋根での塗装工事のため、タスペーサー(縁切り部材)を設置しています。

スレート瓦の重なり部分には本来「通気・排水」の隙間があります。しかし塗装すると、その隙間が塗料で塞がれ、雨水が排出されず雨漏りの原因になることがあります。
タスペーサーを差し込むことで、適切な隙間を確保し、
内部結露の防止
雨水の逃げ道の確保
屋根材の耐久性向上
が可能になります。
塗膜の美しさだけでなく、屋根に必要な“機能性”をしっかり守るための大切な工程です。
施工後の屋根は、施工前とは見違えるほど美しく、艶のある表面が光を反射し、屋根全体に均一な仕上がりが広がっています。
くすみや汚れは完全に解消され、モスグリーンの深い色味が建物全体の印象を引き締めています。
さらに、ファインシリコンベストの高い耐候性により、これから長期間にわたり屋根を紫外線・雨水から守ります。
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今回の奈良市での屋根塗装工事では、
経年劣化した屋根の美観と防水性の回復
タスペーサー設置による機能面の強化
耐候性の高いシリコン塗料による長寿命化
と、美観・機能性・耐久性すべてにおいて大きく改善された施工となりました。
ひなたペイントでは、地域の気候やご予算、建物の状態を踏まえた最適な工事をご提案しております。
これからも、お客様の大切なお住まいを守り続けるお手伝いができるよう、丁寧な施工を心がけてまいります。