施工前の外壁は色ムラやカビや苔などの汚れが目立ち、部分的にチョーキングも見られました。既存下地はサイディングボードで、吸水による劣化を防ぐためにも早めの塗装が必要な状態でした。
外壁で採用したのは日本ペイントのグランセラトップです。高耐候性の無機塗料で、色は落ち着いたベージュ系(ND-371)、3分艶で上品な仕上がりです。太陽光の反射も抑えられ、落ち着きと清潔感を両立できるカラーで、周囲の住宅とも調和しています。
シーリングも割れや隙間がある状態でしたので、「オートインクシード」で先打ち、クリヤー部分は後打ちでシーリング工事もいたしました。
また、雨や湿気による軽微な色ムラも見受けられ、外観の清潔感や明るさを損ねていた状態でした。特に北面や隣地との隙間など、湿気がこもりやすい環境では、防水性の低下やコケの発生も懸念されるため、早めのメンテナンスが重要です。
施工後の写真では、まるで新築のようにシャープで洗練された外観に生まれ変わっているのが分かります。落ち着きがありながらも存在感のある仕上がりになりました。外壁の目地や凹凸もしっかり際立ち、立体感と高級感が強調されています。
外壁の色は、明るさと透明感が増し、周囲とも美しく調和しています。窓枠のアルミ部分もきれいに整えられており、全体のコントラストが際立ち、清潔感のある印象に仕上がりました。
既存の屋根は瓦仕様でした。塗膜の退色はそこまで顕著ではなかったものの、長期的な保護と遮熱効果を高めるために【NKクールリペイント】の無機ハイブリッドクリヤーを選定。屋根材の風合いを活かしつつ、強い紫外線からのダメージを軽減します。
機能性をプラスした無機成分と有機ハイブリッドのバランスで高耐久を実現し、10年以上の美観維持が期待できます。
FRP防水の既存ベランダは、目視で小さなひび割れや退色が確認され、防水機能も低下していました。ひび割れが進行すると雨漏りの原因にもなるため、早めのメンテナンスが重要です。
今回は、密着性と弾力性のある【ウレタン防水】を採用し、グレー仕上げで、モダンな印象を与えながら紫外線にも強い塗膜を形成しました。ウレタンの柔軟性により、建物の微細な動きにも追従し、長期的に安心して過ごしていただける仕様です。
今回の工事では、建物の保護性能とデザイン性の両立をテーマに、素材選定から施工方法まで丁寧に計画しました。
外壁塗装では、3分艶のグランセラトップにより上品で落ち着いた印象に。 色味だけでなく、艶感を抑えたことで、陽の当たり具合によって表情が変わる美しい外観になりました。汚れにも強く、長く美しさを保っていただける仕上がりです。
屋根にはクリヤータイプのNKクールリペイントを使用し、瓦本来の質感を活かしつつ、高耐候・遮熱性能をプラス。 夏の暑さを軽減し、省エネ効果にも期待できます。
ベランダの防水工事では、柔軟性と密着性に優れたウレタン防水を採用。 将来のひび割れや漏水のリスクを大幅に軽減し、見た目も清潔感のあるグレーで統一感のある仕上がりとなりました。
ひなたペイントでは、これからも「見た目の美しさ」と「長持ちする性能」の両立を大切にし、お客様の住まいに寄り添う施工を続けてまいります。
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