今回の施工のポイントは外壁の凹凸2色塗り(Wトーン)での施工です。
色褪せが起きてしまっている外壁にはクリア塗装はオススメ出来ません。
しかし、せっかくのデザインを塗りつぶしてしまうのは勿体ない。
そこで、塗装してもデザイン性を損なわぬよう、凹凸を色分けして、デザイン性を保ち、立体感をだすWトーンを採用致しました。
塗装前の外壁はこのようなデザインでした。
お客様と打ち合わせをして、奇抜な色分けではなく、なるべく自然な仕上がりになるようにと見本板を並べて現場で色合わせを致しました。
今回使用するのは、日本ペイントのパーフェクトトップ(ラジカル制御)です。
まずは目地色(色番25-50A)を使って3工程を行ない、しっかりと外壁を仕上げていきます。
この時点でも塗装としては既に仕上がっている状態です。
そして、今回の工事の目玉!凹凸2色塗り(Wトーン)の2色目に取り掛かります。
通常より毛の短いローラー(短毛ローラー)で凸部にのみ色を塗っていきます。
出来上がりました。仕上がりはこんな感じです。
レンガのような自然な仕上がり。
はみ出てしまった部分や細かな部分は手直しを行います。
完成するまで少し不安だったお客様も仕上がった2色の外壁を見てすごく気に入って頂けました。
そして、今回、軒裏はケンエースのグレー(色番N-35)を使用致しました。
屋根の色にブラック、破風板や軒樋にもブラックをお選び頂きましたので、それに合わせてグレーをご提案させて頂きました。
軒天を屋根周りと同系色でまとめることにより、厚みを感じる屋根になり、家全体が一気に重厚感のある雰囲気になります。
全ての工事が完了致しました。
お客様にもご満足頂き、私共も大変嬉しく思います。
お家を守るうえで、必要な塗装工事。1番大切なのは工事内容です。
しかし、施工後10年、20年は付き合っていく外観も同じくらい大切に致します。
今回は凹凸2色塗り(Wトーン)の現場をご紹介致しました。