こんにちは。奈良県の外壁塗装専門店「ひなたペイント」です。
外壁塗装を検討されるお客様の中には、「外壁以外の部分も塗れるの?」「雨樋や玄関ドアも塗装できるの?」といったご質問をいただくことがあります。実は、戸建て住宅には外壁以外にも、塗装することで保護や美観の維持に役立つ部位がたくさんあります。
今回は、戸建て住宅の各部位の名称と、塗装時の注意点・ポイントを、イラストをもとにご紹介します。
玄関ドア
・【塗装のポイント】玄関庇(げんかんひさし)
・【塗装のポイント】
紫外線や雨から玄関を守る庇は、素材が板金(鉄やアルミ)や木製の場合があり、サビ止めや防水処理を施す必要があります。
ポーチ
・【塗装のポイント】
ポーチ床の素材によって塗装可否が異なります。タイルは塗装不可なことが多く、コンクリートなら専用塗料で仕上げることが可能です。滑り止め処理なども要検討です。
帯板・幕板(おびいた・まくいた)
・【塗装のポイント】
外壁を水平に仕切る装飾材。素材によっては水分を吸収しやすく、浮きや剥がれが生じやすいので、しっかりとした下地補修と浸透性シーラーの使用が推奨されます。
軒天(のきてん)
・【塗装のポイント】
屋根の裏側にあたる天井部分で、湿気がこもりやすい場所です。防カビ・防湿性のある塗料を使い、換気口をふさがないよう注意して塗装します。
破風(はふ)
・【塗装のポイント】
屋根の側面の板で、風雨から屋根を守る役割があります。風雨や紫外線の影響を受けやすいため、耐久性の高い塗料での仕上げが望ましいです。
大屋根
・【塗装のポイント】
主に勾配のある屋根部分で、スレートや金属など素材ごとの塗料選定が重要です。高圧洗浄と下地処理が美しく長持ちする仕上がりの鍵になります。
棟(むね)
・【塗装のポイント】
屋根のてっぺんにある部分で、屋根材の継ぎ目を覆っています。棟板金の浮きや釘の緩みがあれば補修し、防錆塗装を施します。
笠木(かさぎ)
・【塗装のポイント】
ベランダやバルコニーの手すり部分を覆う板金です。継ぎ目からの水の侵入に注意し、シーリングの補修とともに防水塗装を行います。
鼻隠し(はなかくし)
・【塗装のポイント】
軒先の雨樋を取り付ける板で、破風と並び劣化しやすい部位です。下地が木部の場合は特に防腐処理を施してから塗装します。
雨樋(あまどい)・竪樋(たてどい)
・【塗装のポイント】
紫外線による色褪せやヒビ割れを防ぐため塗装が有効です。プラスチック素材が多く、密着性の高い下塗り剤を選ぶ必要があります。
下屋(げや)
・【塗装のポイント】
1階部分の屋根で、大屋根と同様に下地処理と素材に合った塗料の選定が大切です。
戸袋(とぶくろ)・雨戸(あまど)
・【塗装のポイント】
金属製が多く、塗膜の剥がれやサビが出やすい箇所です。ケレン作業を丁寧に行い、サビ止め→中塗り→上塗りの工程で美観と耐久性を保ちます。
バルコニー・ベランダ
・【塗装のポイント】
床面は防水層が施されているため、通常は塗装よりもトップコートの再施工を行います。手すり部分や笠木が金属や木部の場合は塗装対象となります。
デッキ
・【塗装のポイント】
木製の場合は防腐塗料での定期的な塗装が必須です。樹脂製や人工木は塗装不可な場合もありますので、素材の確認が必要です。
犬走り(いぬばしり)
・【塗装のポイント】
建物の外周にあるコンクリート部分で、塗装により防水性や防カビ性を向上できます。専用の床用塗料を使いましょう。
水切り(みずきり)
・【塗装のポイント】
外壁と基礎の間にある金属の部材で、水の侵入を防ぐ役割があります。塗膜が剥がれやすい箇所なので、密着性を意識した下塗りが重要です。
霜よけ・庇(しもよけ・ひさし)
・【塗装のポイント】
窓上の小さなひさしで、金属製や木製が主流。外壁と同じく紫外線や雨にさらされるため、劣化しやすい部位です。サビ止めや防水性を考慮した塗装が必要です。
戸建て住宅の外壁塗装では、外壁や屋根だけでなく、今回ご紹介したようなさまざまな部位はもちろん、他の部位でも塗装ができると判断できる箇所であれば塗装の対象となります。これらを適切にメンテナンスすることも、建物全体の耐久性と美しさを長く保つことができます。
塗装をご検討中の方は、これらの部位も含めた付帯塗装プランもございますので、お気軽にお問い合わせください。
ひなたペイントでは、各部位の素材や劣化状態に合わせた最適な施工プランをご提案いたします。気になる箇所がある方は、どうぞお気軽にご相談ください。