



外壁はサイディング仕上げでしたので、下地処理をしっかりと行い、塗料の密着性を高めたうえで施工しました。
使用した塗料は、関西ペイントのダイナミックトップです。
紫外線による劣化を抑える「ラジカル制御型塗料」で、色あせやチョーキングを防ぎ、美観を長く維持します。
塗装はローラーによる4工程仕上げで行いました。
職人が丁寧に塗り重ねることで、艶を抑えた上品な質感と耐久性を両立しました。
色は、1階にKP-120(ベージュ系)、2階にKP-111(アイボリー系)を塗装しました。
施工前のブラウン×グレーのツートンカラーから一新し、明るく清潔感のある印象に生まれ変わりました。
玄関周りの柱や壁も淡いベージュで統一されたことで、より柔らかく温かみのある外観となっています。
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屋根は既存のスレート屋根の上から、アイジー工業のスーパーガルテクト(シェイドブルー)を重ね葺きしました。
断熱材一体型のガルバリウム鋼板で、軽量かつ高耐久で、遮熱性にも優れており、夏の室内温度上昇を抑える効果も期待できます。
カバー工法のため既存屋根を撤去する必要がなく、廃材が少なく環境にも配慮した施工方法です。
深みのあるシェイドブルーが外壁の明るい色と美しく調和し、品のあるモダンな印象となりました。
耐用年数は約10年と長く、これからも安心してお住まいいただけます。
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T様邸では、2階ベランダの防水層も経年によるひび割れや浮きが見られたため、ウレタンゴム防水工事を実施しました。
既存防水層の劣化部分を撤去し、プライマー塗布後にウレタン樹脂を複数回塗り重ねて防水膜を形成し、最後にトップコートで仕上げることで、柔軟性・耐久性・防水性の高い層を作り上げました。
ウレタンゴム防水は塗膜がシームレス(継ぎ目のない構造)になるため、雨水が入り込みにくく、複雑な形状のベランダにも対応できます。
これにより、今後の漏水リスクを大幅に軽減し、安心してお使いいただけるベランダとなりました。
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施工前は目地のシーリング材が経年劣化により硬化・ひび割れを起こしており、雨水の浸入リスクが高い状態でした。
写真のように窓まわりやサイディングの継ぎ目に隙間が生じ、放置すると内部の下地を傷める恐れがありました。
既存の古いシーリングをすべて撤去し、新しい高耐候型のシーリング材で打ち替え施工を実施。
プライマー塗布後、弾性のあるシーリングをしっかりと充填し、表面を均して仕上げました。
これにより防水性能が回復し、今後の雨漏りや劣化をしっかり防止できる状態に。
塗装と同時に施工することで、塗膜との密着性も向上し、より長持ちする仕上がりとなりました。

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