今回の工事では「ウレタン密着通気緩衝工法(通気工法)」を採用しました。
通気工法とは、既存の下地と新たな防水層の間に「通気シート(通気緩衝シート)」を敷き込むことで、下地に含まれている湿気や水分を逃がすことができる工法です。
通常の密着工法では、下地に水分が残っていると膨れや剥がれの原因となることがありますが、通気工法を選ぶことで湿気を逃がし、防水層を長持ちさせることができます。
特に今回のように既存防水層が劣化し、浮きやめくれが発生している場合には、通気工法が非常に有効です。
2.通気緩衝シートの敷設
屋上・ベランダ全体に通気シートを敷き込みます。これにより内部の湿気を外へ排出し、膨れを防止します。
施工後の写真をご覧いただくと、施工前の劣化した状態とは見違えるほどきれいに仕上がっているのが分かります。
表面は光沢のある美しい仕上がりとなり、雨水がしっかりと流れるよう勾配も確保されています。
また、屋上全体が明るく清潔感のある雰囲気となり、実際にお客様からも「見違えるようにきれいになった」と大変喜んでいただけました。
屋上やベランダは、住宅の中でも特に雨や紫外線の影響を強く受ける箇所です。
防水層が劣化したまま放置してしまうと、雨漏りだけでなく、建物内部の木材や鉄骨部分を腐食させてしまい、大掛かりな修繕が必要となることもあります。
今回採用した「通気緩衝工法」は、既存防水の劣化が進んでいるケースや、雨漏りリスクが高い建物に特に適しており、建物を長期間守るために有効な工法です。
橿原市のこちらのお住まいでは、浮きやめくれ、割れといった症状が進行していましたが、通気工法によるウレタン防水でしっかりと対策を行いました。仕上がりも美しく、防水性能も大幅に向上しました。
ひなたペイントでは、建物の状態や立地条件に合わせて最適な防水工法をご提案しています。屋上やベランダの劣化が気になる方は、ぜひお気軽にご相談ください。