奈良県香芝市にて、ダイワハウスで建てられた住宅の外壁・屋根塗装工事を行いました。大手ハウスメーカーの住宅は構造や素材に独自の仕様があるため、経験と技術が問われる施工になります。
当店では、外壁下地の状態や塗膜の劣化状況をしっかりと調査した上で、最適な塗料と施工方法をご提案します。
今回は、築年数が経ち、外壁の色褪せや屋根の汚れが気になる状態でしたので、見た目の美しさだけでなく、耐久性・防水性の向上もご提案いたしました。艶のある美しい仕上がりで、家全体が見違えるように生まれ変わりました。
施工前の外観では、全体的に外壁と屋根の色が褪せ、ややくすんだ印象を受けました。外壁はALC(軽量気泡コンクリート)にボンタイル仕上げという、ダイワハウスならではの意匠性の高い構造です。細かい凹凸模様があるため、塗膜が劣化すると汚れが入り込みやすく、美観を損ねやすい特徴があります。
屋根も金属素材のガルバリウム鋼板で、耐久性は高いものの、表面の塗膜が劣化するとサビや色ムラが発生しやすくなります。特に紫外線が直接当たる南面では、色褪せが目立っていました。
そして、外塀なども、経年により白華現象や、汚れが付着しやすく黒ずみやカビなどが確認できました。
外壁には、日本ペイントの高耐候性塗料「グランセラトップ」を使用。フィラーによる下塗りで凹凸模様の隙間をしっかり埋め、塗膜の厚みを確保。その上で中塗り・上塗りの3回塗りを行い、長期的に美観と機能を保てる仕上がりに。
選んだ色は、ND-372(艶あり)。ややアイボリーがかった優しい色合いで、光が当たると上品な艶を放ち、遠目からでも清潔感が伝わってくる美しい外観に仕上がりました。
特筆すべきは、塗装後の陰影の美しさです。ALC特有のパターンを活かしながら、グランセラトップの艶やかさが陰影を立体的に映し出し、まるで新築のような印象を与えています。
屋根も同じく「グランセラトップ」を使用。下地はガルバリウム鋼板のため、下塗りには金属専用のプライマーを塗布し、密着性と防サビ性を高めてから塗装を行いました。
仕上げ色はブラックを選択。外壁の明るいND-372とのコントラストが美しく、屋根が引き締まった印象に。強い日差しの下でも照り返しを抑え、全体に重厚感と安心感を与えています。
アフター写真では、屋根の塗膜が光を反射して美しく輝いており、仕上がりの良さが一目で分かります。
今回の工事では、以下の付帯部の塗装・交換も実施しました。
外塀塗装:汚れやカビが目立っていた外塀も丁寧に下地処理を施し、住宅と調和するカラーで塗装。家全体の印象を一段と明るく引き上げました。
ベランダ手すり壁:鉄部の錆止め処理をしっかり行った上で、外壁に合わせたカラーで美しく塗装。
雨樋・破風・水切り・シャッターBOXなどの付帯部:全体のバランスを考慮し、ブラックで統一感のある仕上がりに。これにより、白系の外壁がより一層引き立ちます。
シーリング工事:目地部分のシールも全面打ち替え。外壁塗装の前にしっかり行うことで、雨水の侵入を防ぎ、塗膜の耐久性も向上させました。
波板交換:劣化した波板を交換し、雨や風の音を抑え、機能面でも安心の住まいに。
ダイワハウスの住宅は、一般的な戸建てと比較して構造や素材の仕様が異なるため、適切な施工を行うにはハウスメーカー住宅に精通した知識と経験が不可欠です。
ひなたペイントでは、各ハウスメーカーごとの建物の特性を熟知し、素材に応じた最適な施工プランをご提案しております。今回のようなALCボンタイルの外壁やガルバ屋根のようなケースでも、安心してお任せいただけます。
「そろそろ外壁や屋根のメンテナンスを考えたい」
「ハウスメーカーの家だけど、どこに頼んだらいいかわからない」
そんなお悩みをお持ちの方は、ぜひ一度ひなたペイントにご相談ください。
無料診断・無料見積もりを行っております。お客様の大切なお住まいを、永く、美しく守るお手伝いをいたします。