


外壁や屋根の塗装工事を検討して見積書を受け取ると、「下塗り」「養生」「ケレン」「シーラー」「飛散防止ネット」など、普段あまり耳にしない専門用語が多く並んでいて戸惑う方も多いのではないでしょうか。
見積書は工事内容と費用の根拠を示す大切な書類です。内容を理解しておくことで、適正価格の判断や信頼できる業者選びにもつながります。今回は、外壁・屋根塗装の見積書によく登場する専門用語を、ひなたペイントがわかりやすくご紹介します。
塗装の仕上がりや耐久性を左右する重要な工程です。
「ケレン」とは、金属部分のサビや古い塗膜、汚れなどを取り除き、塗料が密着しやすい状態に整える作業のこと。サンドペーパーや電動工具を使って丁寧に磨き上げます。
また、外壁材がモルタルやサイディングの場合は「高圧洗浄」や「ひび割れ補修」などの下地処理が含まれることもあります。見積書では「ケレン・下地処理 一式」などと記載されることが多いです。
塗装工事では基本的に三回塗りが基本です。
見積書に「下塗り・中塗り・上塗り 各1回」と記載があれば、正しい塗装仕様です。もし「2回塗り」などと書かれている場合は、耐久性が十分確保できない可能性があります。
養生とは、塗料が飛散してはいけない場所をビニールシートやテープで保護することです。
窓やドア、車、植木などを汚さないために欠かせない工程で、「養生費 一式」として見積書に計上されます。見た目の派手さはありませんが、仕上がりの美しさを左右する大切な作業です。
「飛散防止ネット」
足場を組む際に、塗料や粉じんが近隣に飛ばないように設置されるネットのことです。
「足場設置費」とセットで見積に含まれることが多く、「飛散防止ネット設置費 一式」と書かれていれば、周囲への配慮をきちんとしている証拠です。
外壁の目地やサッシまわりの隙間を埋める防水材を「シーリング(またはコーキング)」といいます。
「打ち替え」=古いシーリングを撤去して新しく充填する方法。
「増し打ち」=古いものの上から追加で塗る方法。
耐久性の面では「打ち替え」が基本です。見積書には「シーリング打ち替え ○m単価」などと記載されます。
塗装前に外壁や屋根の汚れ・コケ・カビなどを水圧で洗い流す作業です。
これを怠ると、どんな高級塗料を使っても密着不良を起こし、早期剥離の原因になります。
「高圧洗浄 一式」や「外壁150㎡×○○円/㎡」など、面積で計上されることもあります。
塗装作業を安全かつ正確に行うために必要な足場の設置費用です。
通常は「㎡単価」で計算され、建物の形状や高さによって金額が変動します。
見積書には「足場設置・解体 ○㎡×単価」と記載され、金額の割合としては全体の15〜25%程度を占めることが多いです。
見積書の中でも特に重要なのが塗料の種類です。
「シリコン塗料」「フッ素塗料」「無機塗料」などグレードによって価格も耐用年数も変わります。
メーカー名(例:日本ペイント、関西ペイント、エスケー化研など)と商品名(パーフェクトトップ、アレスダイナミックTOPなど)が明記されているか確認しましょう。
外壁・屋根塗装の見積書には専門用語が多く使われていますが、一つひとつの意味を知ることで、工事内容が明確に見えるようになります。
金額だけで判断せず、工程や材料の説明を丁寧にしてくれる業者を選ぶことが、失敗しないリフォームの第一歩です。
ひなたペイントでは、見積書の内容を「専門用語なし」でわかりやすく説明し、お客様が安心して納得できるご提案を心がけています。
「見積書の見方がわからない」「他社との違いを知りたい」といったご相談もお気軽にどうぞ。
あなたの住まいを長く美しく保つために、私たちがしっかりサポートいたします。
