夏本番、35度を超える猛暑日が続く日本。太陽の照りつける熱は、私たちの身体にとっても負担ですが、実は建物の一部である「樋(とい)」にも深刻な影響を及ぼしていることをご存知でしょうか?
樋とは、屋根に降った雨を地面まで流すための雨どいのこと。通常、塩化ビニール製や金属製でつくられており、屋根の縁に沿って取り付けられています。しかし、近年の異常気象や気温上昇により、太陽の強烈な紫外線や熱にさらされることで「樋の劣化」が急速に進んでいるのです。
特に多く見られるのが「ひび割れ」。長年の紫外線によって樋の素材が硬化し、やがて小さなひびが入り、そこから徐々に水漏れや破損につながります。一見小さな劣化でも、実は雨水の排水機能に大きな支障をきたす可能性があり、放置しておくと建物の外壁や基礎部分に深刻なダメージを与えかねません。
このような樋のひび割れ・劣化が特に危険なのは、突然降る「ゲリラ豪雨」の存在です。数十分の間に大量の雨が一気に降り注ぐゲリラ豪雨では、樋の排水能力がフル稼働します。ところが、ひび割れた樋ではその大量の雨水を適切に排水できず、雨漏りや水の逆流、浸水、壁面への滝のような水流によって建物全体に悪影響を与えることがあります。
ひなたペイントでは、こうした「見えにくい劣化」にも注目しています。屋根塗装や外壁塗装の際には、樋の状態チェックを必ず行い、ひびやたわみ、金具の緩みなどを丁寧に点検。必要に応じて交換や補修のご提案をしております。
これらの症状が見られたら、早めの点検・補修が必要です。
実際、近年はゲリラ豪雨が頻発しており、住宅・施設問わず雨どいのトラブルによる被害報告が急増しています。
大切な建物を守るためにも、「樋の劣化=軽視できない問題」として捉えることが大切です。
また、近年では耐久性に優れた素材や、紫外線に強い仕様の樋も登場しており、単なる修理ではなく“今後の災害対策”としてリフォームを検討する方も増えています。
建物のメンテナンスは、見た目を美しく保つだけでなく、「安全性」や「防災対策」の側面からも非常に重要です。特に気づかれにくい部分である雨どいこそ、プロの目での点検をおすすめします。
ひなたペイントでは、無料点検も実施中。
大切な家や施設を、突然の豪雨から守るためにも、この夏、ぜひ一度「樋」の状態をチェックしてみませんか?