一年の中でも特に厳しい季節、それが「夏」です。強い日差し、高温、激しい夕立や台風といった自然の力が、住まいの外壁や屋根にダメージを与える季節でもあります。見た目には問題なさそうでも、実はじわじわと劣化が進行していることも多いのです。
そこで今回は、夏に気をつけたい外壁塗装・屋根塗装の劣化サインと、その対策について解説します。
1. 紫外線による塗膜の劣化
夏の太陽は非常に強く、紫外線の量も一年の中でピークを迎えます。この紫外線が長時間当たり続けることで、塗装の表面が劣化し、**チョーキング現象(白い粉がふく)**が起きやすくなります。これは塗膜の樹脂が分解されている証拠。防水性や保護力が失われつつあるサインです。
2. 高温による熱膨張と塗膜のひび割れ
気温が上昇すると、外壁や屋根の素材が膨張し、それが原因で塗膜にひび割れや剥がれが起こることがあります。特に金属屋根やALC(軽量気泡コンクリート)などは温度差による伸縮が大きく、夏の終わりには目に見えるダメージが出ることも。
3. ゲリラ豪雨や台風による雨水の侵入
突然の豪雨や台風は、塗装の剥がれた部分や劣化したシーリング部分から雨水を侵入させてしまいます。外壁や屋根の防水機能が低下していると、建物内部への水の浸入=雨漏りに直結します。一度水が入ってしまうと、内部の腐食やカビの発生につながり、大きな修繕が必要になることも。
夏の終わりや台風の後には、以下のポイントをチェックしましょう。
これらはすべて、塗装の劣化サインです。早期発見・早期対処が、建物の寿命を大きく左右します。
夏の劣化を放置すると、秋の台風、冬の寒さでさらに被害が拡大してしまいます。その前に、専門業者による点検や再塗装の検討をおすすめします。
例えば、遮熱塗料や高耐候性塗料など、夏の過酷な環境に強い塗料を選ぶことで、建物のダメージを大幅に軽減できます。外壁・屋根の状態に合わせた塗装プランを立てることで、費用対効果の高いメンテナンスが可能です。
夏は、外壁や屋根にとって最も過酷な季節。
だからこそ、夏が終わるタイミングでの点検やメンテナンスが非常に重要です。
劣化を見逃さず、適切な対処を行うことで、大切な住まいを長持ちさせることができます。
気になるサインがひとつでもある場合は、ぜひ専門業者にご相談を。奈良県で外壁塗装・屋根塗装をご検討中の方は、地域密着の「ひなたペイント」まで、お気軽にお問い合わせください。