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しっかり撤去し、シーリング施工を行いました。セラミック塗装されていたので、撤去に苦労しました。
表面の汚れや、密着が悪くなっている塗膜を取り除くことにより、塗膜の密着を向上させます。汚れが残っていると、塗膜の剥離につながります。また、土間や、塀も一緒に洗浄致します。
今回はなぜ4回塗るかと言いますと、前回塗装時、サイディングボードの表面にセラミック塗料の吹付塗装を行っておりました。劣化状況としては、パラパラと落ちるほどの劣化はありませんでしたが、通常に比べ厚みがあり、劣化も伴い吸い込みの激しい状態だったため、下地の1回目にパーフェクトシーラー、2回目にパーフェクトサーフ、そして上塗りを2回行いました。
外壁の劣化状況や、種類により塗り回数や工法は変わります。また、何回でも塗り重ねればいいというものではないので注意が必要です。
乾式コンクリート瓦は、専用の下地材や塗料がございますので、注意が必要です。
乾式コンクリート瓦は、セメントを主成分とした瓦で、形状が均一で美しく、耐久性にも優れた屋根材です。しかし、その一方で、塗装を行う際にはいくつかの重要な注意点があり、一般的なスレート瓦や陶器瓦とは異なるアプローチが求められます。
まず、乾式コンクリート瓦は素材が吸水性を持っているため、劣化が進むと塗膜の剥がれや苔・カビの発生が起こりやすくなります。このため、塗装前の高圧洗浄は非常に重要です。しっかりと汚れや古い塗膜、苔・藻類などを取り除くことで、塗料の密着性が高まり、塗装後の耐久性にも大きく影響します。
また、乾式コンクリート瓦には「専用の下塗り材(シーラー)」を使用する必要があります。これは、瓦の表面が水分や塗料を吸収しやすいため、適切な下地処理を行わなければ塗料の吸い込みムラや早期の塗膜劣化につながる恐れがあるためです。専用シーラーをしっかり塗布することで、上塗り塗料が均一に塗布でき、仕上がりの美しさと耐候性が向上します。
塗料の選定についても、注意が必要です。屋根という過酷な環境下では、紫外線・雨風・気温差の影響を強く受けるため、高耐候性の塗料を選ぶことが大切です。特に、乾式コンクリート瓦には、弾性や密着性に優れた塗料が推奨される場合が多く、無機塗料やフッ素系塗料、遮熱機能を持つ塗料などがおすすめです。塗装業者によっては瓦の状態を見極めたうえで、下塗りから上塗りまで相性の良い塗料を組み合わせて提案してくれるため、専門知識のある塗装店を選ぶことも重要です。
さらに、乾式コンクリート瓦には経年劣化による「塗膜チョーキング(白い粉が手につく現象)」や、表面の脆弱化が見られることもあります。このような場合は、塗装前に補修や瓦の交換が必要になることもあるため、診断段階での入念なチェックが欠かせません。
乾式コンクリート瓦の塗装は、美観を保つだけでなく、防水性や耐久性を維持するうえでも非常に大切です。適切な下地処理、専用塗料の使用、そして専門的な施工技術をもとに工事を行うことで、屋根材の寿命を延ばし、快適で安心できる住まいを長く保つことができます。
鉄部には錆止め、樹脂材などにはシーラー塗装を行い上塗りを行います。
仕上がりの色が明るい色には白い下地を塗り、濃い色には黒やグレーなどの下地を塗ります。
お客様から出来上がりのお色を大変気に入っていただき、申し分ない仕上がりに満足というお言葉を頂戴しました。私たちスタッフ一同も本当に嬉しく、心からやりがいを感じました。ご満足いただけたことに感謝の気持ちでいっぱいです。
これからも、お客様お一人おひとりに寄り添い、「お願いしてよかった」と思っていただけるよう、誠実な施工と心を込めた対応を続けてまいります。