表面の汚れや、密着が悪くなっている塗膜を取り除くことにより、塗膜の密着を向上させます。汚れが残っていると、塗膜の剥離につながります。また、土間や、塀も一緒に洗浄致します。
なぜ、4回塗るかと言いますと、新築時にサイディングボードの表面に吹付塗装を行っており、通常に比べ厚みがあり、劣化も伴い吸い込みの激しい状態だったため、下地を2回塗り(パーフェクトサーフ)、上塗り2回塗りを行います。
塗る前に割れなどある場合は補修後塗装致します。
また、今回は2階の暑さを少しでも軽減したいとのことで、遮熱塗料を選んでいただきました。
採用した理由は、既存の質感がザラザラとしていたこと、また透湿性に優れた塗料なので、剥離しにくいということで施工致しました。
お客様から完工時、仕上がりに満足というお言葉をいただき、社員一同大変嬉しく思っております。
今回の橿原市での施工では、「外壁:サイディングボード」「屋根:セメント瓦」という住宅構造でしたが、これらの素材に対して、それぞれに適した塗装を選定・施工することが重要なポイントとなります。
外壁のサイディングボードは、近年多くの戸建て住宅に採用されている外壁材で、意匠性に優れていますが、経年劣化により反りやシーリングの破断、色あせなどが生じやすい素材です。
今回の塗装では、下地処理から丁寧に行い、ボード表面の保護と美観の回復を目的に、耐候性・低汚染性に優れた塗料を使用しました。これにより、雨風や紫外線に強く、長く美しい外観を保つことが可能になります。
一方、屋根のセメント瓦は、和瓦とは違い吸水性が高く、表面の塗膜が劣化してくると水を含みやすくなります。そのため、防水性・耐久性の高い塗料を使うことが非常に重要です。
今回は、お客様のご要望もあり、遮熱機能を備えた塗料を使用し、夏場の屋根温度の上昇を抑えることで、室内環境の快適さにもつながるよう配慮できます。近年の猛暑傾向により、遮熱塗料の需要が高まっており、お客様にも非常にご満足いただける結果となりました。